ひぐらしのなく頃に

当初「完全犯罪」と言っていた圭一の化けの皮が徐々に剥がれていくように見えた。
鷹野が死に、入江が死に、そして梨花も死んだ。念じて祟り殺すことは物理法則を考えると100%不可能である。そして殺したはずの沙都子のおじがなぜか生きている(ような発言を沙都子がしている)ことに対しての謎。俺にはもう何もかもがわからない。
村は災害で全滅し、圭一のみが生き残った。一連の事件は永遠の闇へと閉ざされることになるのであろう。この歯切れの悪さが俺は好きだ。
祭具殿の中にある処刑道具について思ったことなのですが、かつては使用されていたものと思われますが、現在では「祟り」すなわち「掟を破ったらこれで処刑するぞ」という一種の脅しとして残されているのではないのでしょうか。そう、それはまるで斬る需要がなくなり、家宝と化した日本刀の如く。